自力

自分は自分

売れるもマーケ当たるもマーケを読んで(各章の初回ピンと来た所)

今年初めて買った本、売れるもマーケ当たるもマーケをコツコツと読みはじめました。わかりやすくて、面白くて、スラスラ読めちゃうのですが、ちゃんと、と思ったので、一日一章と決めました(が、もっと読みたくて、二章読んでる日もあります)。初めてその章を読んだときに、ピンと来た所を書き出してみました。2回目、3回目と読み重ねる度に、ピンと来る所は違うと思いますが、とりあえず初回のピンを書いてみます。

 

2023年01月23日

第1章

(前略)最初に顧客の心に入り込むことのほうが、最初に入り込んだ商品より自分の商品の方がベターであると人に納得させることよりもはるかに容易なのである。

 

2023年01月24日

第2章

あなたが新製品を開発するとき、真っ先に問題にすべきことは「この新製品は競合商品よりどこが優れているか」ではなくて、「どこが新しいか」ということである。(後略)

 

2023年01月25日

第3章

あなたが他人に強い印象を与えたい場合には、その人の心の中に徐々に入り込み、ゆっくりと時間をかけて好意を醸成しようとしたのではだめだ。(中略)心の中には一気に入り込まなければならない。

 

2023年01月26日

第4章

(前略)マーケティングの世界に存在するのは、ただ、顧客や見込客の心の中にある知覚だけである。知覚こそ現実であり、その他のものはすべて幻である。

(前略)ある商品に関して、自分自身の知覚ではなく、だれか他の人の知覚をもとに購入決定をするのである。これが「周知の事実の法則」と呼ばれるものだ。

 

2023年01月27日

第5章

(前略)ただ一個の言葉、ないしはコンセプトに焦点をしぼり込むことによって、心の中にそれを”焼き付ける”のである。(後略)

 

2023年02月01日

第6章

(前略)いったん固まった大衆の心を変えることなどできはしない。実をいうと、あなた方がよくやる間違いは、競争相手の商品コンセプトの重要度を高めることによっって、相手の立場をいっそう強固にしてしまうことなのだ。

 

2023年02月02日

第7章

すべての商品が同じに作られているわけではない。顧客の心の中には、購買決定をするにあたって用いる序列尺度が存在する。

(前略)小さな池の大きな魚になるよりも、大きな池の小さな魚になる方がベターであろう。言い替えれば、小さな梯子でのナンバーワンよりも、大きな梯子でのナンバースリーの方がベターな場合もあるのだ。

 

2023年02月10日

第8章

繰返して言うが、顧客はマーケティングとは商品の戦いだと信じている。二つのブランドが常に上位を占め続けられるのも、このような考え方のせいである。「このブランドがベストであるに違いない。なにしろトップブランドなのだから」と。

第9章

強さの中には弱さが同居している。いかにナンバーワンが強力であろうとも、ナンバーツーを目指すものにとっては形勢逆転のチャンスがあるものだ。

 

2023年02月15日

第10章

遅いよりは早いほうがいいに決まっている。商品が成長するのをしばらく待つだけの覚悟がなければ、顧客の心を真っ先につかむわけにはいかないだろう。

 

2023年02月18日

第11章

化学的に見れば、アルコールは強い抑制剤である。しかし飲んだ直後は、人の心の抑圧を抑え込むことによって。あたかも興奮剤であるかのような働きをするのである。

 

2023年02月22日

第12章

IBMという社名は、何を表わしているだろうか。かつてそれは「大型コンピュータ」を表わしていた。今日ではありとあらゆることを表している。ということは、何も表わしていないということなのだ。

第13章

マーケティングとは、ある種の心理戦争である。すなわち、知覚をめぐる戦いであって、商品やサービスをめぐる戦いではないのだ。(後略)

最後に第三番目の犠牲、絶えざる変更について。そもそも毎年の決算の度ごとに戦略を変更しなければならない決まりが、どこかに書いてあるだろうか。

 

2023年2月23日

第14章

ナンバーワンと張り合えるような正反対の属性を探してみるほうが、はるかに利口なやり方だ。ここでのキーワードは「正反対の」である。「同じような」ではだめだ。

マーケティングはアイデアの戦いである。だから、もしあなたが成功したいと思うなら、独自のアイデアや属性を用意して自分の努力をそこに傾注しなくてはならない。それがないのなら、価格を下げるのがいい。徹底的に値下げすることだ。

第15章

まず何よりも正直は、相手の心を開かせる。あなたが自分について語るネガティブな言葉は、即座に本当のこととして受け入れられるのである。これに対して、ポジティブな発言は、せいぜい疑って見られるのが落ちだ。とりわけ広告においてはそうである。

 

2023年2月24日

第16章

歴史の教訓によれば、マーケティングにおいて実行を上げうる唯一の行動は、一回きりの、大胆な一撃である。(後略)

 

2023年2月25日

第17章

たいていの会社は、四半期毎の決算報告書をひと区切りとして生きている。これこそ問題の発生源なのだ。数字によって生きる会社は、数字によって滅びる。(後略)

ゼネラル・モーターズも、財務畑の人間が経営の実権を握り、ブランドではなくて数字に焦点を当て始めるまでは、素晴らしい業績を上げていた。(後略)

 

2023年2月27日

第18章

会社が大きくなるにつれて一番ありがちなのは、経営トップが最前線との接触を失ってしまうことである。たぶんこれが会社の成長を押えるただ一つの最も重要な要素であるといってもいいだろう。(後略)

 

2023年3月3日

第19章

ミスを認めながらそれに対して何の手も打たないというのでは、あなたのキャリアに傷がつく。上手なやり方は早いうちに失敗を認め、損害を食い止めることだ。(後略)

第20章

(前略)本当の革命は深夜、予告なく、あなたのもとにいわば忍び寄るのである。

 

2023年3月4日

第21章

ファッドのことは無視したほうがいい。(後略)

 

2023年3月5日

第22章

(前略)ケチりながら成功することはできないのである。

 

 

一日目に第1章を読んで、二日目に第2章を読んで、三日目の第3章を読み終えた数十分後に、「あれ、第3章の内容ってなんだっけ?」となっていました。二日前に読んだ第1章の内容はなんとなく覚えていたのに、さっき読んだ第3章の内容を思い出せないという、一番初めにというのは強いなと思いました。第4章は、確かに、分かる分かる、と思いながら読んでました。ここにこう書かれているということは、ワタシだけじゃなくて、多くの方に当てはまる傾向なんだなと理解しました。第11章は、そなんだ、と思いました。お酒が抑制剤だったとは、と思いました。第19章を読んでいたら、人生にも通じるんじゃないかと思っていました。いいのか悪いのかわからないけれど、前からやっている慣れ親しんだことを、やめられないみたいな癖は、確かにあるなと思いました。第21章にて、ファッドではなくトレンドが大事なんだと学び、トレンドに乗る?トレンドになる?そうすれば伸びるんだなと思っていた矢先、第22章にて、資金が必要とのこと。第22章が最後で、最後はそこに行きつくのか、やっぱりそこか、となんとなくガックシした感じを覚えました。

 

マーケティングの仕事というものに、興味がなかったというか、そういう仕事があることすら知らなかったです。マーケティングとは?という感じでした。必ずしも良いモノだから売れているわけではなく、マーケティングがあるから売れている。まあまあなモノでも、マーケティング次第でものすごく売れるモノになるのであれば、マーケティングとは、すごくおもしろいものだなと思いました。おもしろいですが、買う立場としたら、魔法をかけられてるような、少しこわい気もしました。でも、生活している中で、このマーケティングとやらが、そこら中にあるのだとしたら、もう逃げられないなと。もう、それを楽しむしかないなと(どうやって?という感じですが)。今後、どこへ行くにも、何を見るにも聞くにも、マーケティングが潜んでいるのではと思うと、ちょっと楽しめるかもしれません。が、マーケティングに負けたくない根性が出て、何も買えなくなりそうだなと思いました。

 

 

 

楽しく生きて果てる。

では〜。