この世界には、たくさんの食べ物、食べ方があり、好きな物もあれば、もちろん嫌いな物もあります。ワタシが子供の頃、完食するのに時間を要したのが、「酒粕」です。冬になると、酒粕の入った汁物(入れている瞬間は見たことがありませんが恐らく)が夕飯時に出ることがあり、「わ〜なんだこれ」と思って食べていました。
汁物があまり好きではない上に、美味しく感じない味だと、食べるのに苦労します。汁物があまり好きではない、というのは子供の頃の話で、今では好きになりました。自分でご飯を作るようになったから、だと思っています。自分で作るものは、美味しく感じるというか、少しアレでも難なく最後まで食べられます。
その、「わ〜なんだこれ」と思っていた味の「酒粕」ですが、今、うちにあるんですよね。
右側ボケてますね。
数年前から、冬になると、スーパーで買うようになりました。美味しい酒粕を求めて、ネットで検索してみたりしましたが、検索疲れというか、とりあえず、スーパーで買って食べてみよう、から始まり今に至ります。いつも行くスーパーで売っている、この酒粕の味しか知りません。あとは、記憶の中(子供の頃)の、あの味です。
子供の頃、「わ〜なんだこれ」と思っていた味を、今となっては楽しんでいます。なんだろう、変わるもんですね。ワタシ、味覚だけじゃなく、いろいろ変わった気がします、いろいろと。それはいいとして、酒粕は、純粋に味が美味しく感じるというよりは、「この味を味わいたいから食べる」みたいな感じです。ワタシの場合です。「美味しいから食べる」ではない気がします。でも、面倒だから、美味しいと表現してしまう感じです。
袋の裏にQRコードがあり、開いてみると、酒粕を使ったレシピが載っています。カレーとか、ワタシが興味を持ったのは、焼き板粕にクリームチーズとアンとバターをのせた物、鶏チャーシューです。最近、鶏胸肉を食べる機会が増えたので、鶏チャーシューいいですね。
酒粕レシピ|酒都「西宮」にある酒粕メーカーの老舗|西宮食糧株式会社
逆も考えてみました。子供の頃好きで、最近あんまりな物、それはチョコレートです。チョコレートだけのお菓子を食べなくなりました。前に知人が言っていた、「チョコレートは少しでいい」というのが、分かる気がします。
子供の頃、食べるのに難儀した酒粕ですが、今では楽しめる様になりました。アルコールが入っている(どおりで、食べるとなんかフワフワします)とのことなので、節度をわきまえ、楽しみたいと思います。
楽しく生きて果てる。
では〜。