お金って、使って減る人と、使って増える人がいますよね。使い方の違いだと思うのですが、あと考え方の違いですね。違うんだろうなというのは分かるのですが、ワタシに落とし込めずにいます。
森博嗣のお金の減らし方を読んでいます。気になった言葉を載せています。
自分の願望、そして満足も劣化するし、対象物も劣化する。ただし、夢は劣化しない。目的を目指して進んでいる人の中で、夢はむしろ大きく育つ。ということは、借金をして望みを早く叶えて、すぐに飽きてしまうよりも、貯金をして、しばらく夢を後回しにした方が、高い価値を得ることになる可能性が高い。結局は、その方が得だ、といえる。
個々の交換の損得ではなく、全体的な収支を評価する。ある時点での損が、将来の得になることも非常に多い。ほとんどの場合、あとから得が来る場合の方が、利が大きいといえる。逆に、最初に得をすると、あとで大きな損がある。この法則は、世の中の常識といえるものだろう。
この言葉になるほどと一瞬は思っても、本を閉じた瞬間人格が変わるのか、得をしたい損をしたくないが先にきてしまいます。「さき損あと得」を信頼して一回試したとしても、あと得の「あと」とはいつなのか疑って、以降はさき得を狙ってしまいます。いつ身に付けたんだろうと不思議に思います。
富を築く人というのは、得をできるだけあと回しにする。最初は餌を沢山撒いておき、あとで大きな獲物を釣るのである。逆に見れば、すぐに手に入る価値に飛びついてしまう人は、いつまでも貧乏のままだ。
グサリ🗡🗡🗡
思っている事とは逆のことを書いてそうな本を読むのもいいと思いました。お金を増やしたい人向けにその通りのタイトルで書いている本を、自分にドンピシャだと思って読むよりも、たまにはその逆をいく本を読んだ方がいい気がします。
お金を増やしたいと思って手に取った本を読んでも、なんだろう、別にそうならないみたいな感じなら、この本を読んでみるのもいいかもしれません。すごいおすすめとかそういうんじゃないです、ただワタシ的に面白かったんです。
参考記事です
楽しく生きて果てる。
では〜。